我が家の長女猫、ユッケは 2023.12.20 の早朝に亡くなりました。16歳と6か月でした。
これからネコチャンとのお別れをする人の参考になればと思い、その時の経緯をまとめておきます。
気持ちの整理は比較的スムーズについたのですが、思い起こしながらこうやって記述するのはやはり少し辛いものがあってなかなか筆が進みませんでしたが、そろそろ一周忌ということで、ちゃんと残しておこうと思い記しました。
2023.12.9(土)
ユッケは5年以上闘病・投薬生活を続けている。
15歳を超える高齢猫だし、いつ体調を急に崩してもおかしくはない中、なんとか投薬量の調整で保ってきたのが、寒さのせいか急に不調。
ここ数日、ユッケが薬入りのちゅーるを食べなくなってきた。
数日前から残しがちになってきたので、ちゅーるの味や銘柄、メーカーなどを変えて誤魔化し誤魔化しやってきたが、ぷいっとよそを向いて食べようとしない。
薬なしのちゅーるは味によってはまだ食べるので、薬の味が嫌なんだろうか。
温めたりブレンドしたりいろいろ試しながらなんとか食べてもらう。
甲状腺ホルモンと腎臓の血液検査結果を見ながらバランスをとった薬の投与量を決め、療養食まで食べさせても徐々に減ってくる体重。
もともと腎臓が一つ機能していないユッケの体はもう限界なのかもしれない。
前回の血液検査の時も、獣医師に「16歳だしそろそろ治療の方針を考えないといけないかもですね」と言われた。暗に「もうそろそろ看取りの緩和ケアに変えていくか考えろよ」ということだったわけです。
現在16歳半。
甲状腺機能亢進症の投薬治療を開始してからもう5年近くになる。
いよいよ覚悟を決めないといけないタイミングに来たのだろうか。
2023.12.10(日)
ユッケはやっぱりまぐろが好きみたいで、かつおやささみベースのウェットフードは全然食べない。
まぐろ+鯛だしが一番好きなようで、モンプチのウェットフードは食べてくれた。
薬をかけた部分も半分くらいは食べてくれたのですこしは安心。
ただ、甲状腺ホルモンを抑える薬は食べてくれるけど、腎臓ケアのネフガード(炭)を混ぜたやつを食べてくれない…。これだと血圧が下がるわ腎機能は不完全だわで腎不全→尿毒症になってしまう。
2023.12.11(月)
まぐろウェットもなかなか食べてくれなくなり、丸1日以上薬を飲めていなかったので、最終手段、口をこじ開けて無理やり薬入りちゅーるを食べさせてみる。
すごい残念そうな悲しそうな顔をされた。
元々、私個人としては、人間にしたって胃瘻してまで延命することには反対なスタンスで、常日頃から妻子にもそれは言っている。
自分の意志で経口摂取できなくなったら、それはもうその生き物の寿命だと思う。猫でも人でも。
でも妻は納得していない。
この薬を飲ませることで体調が戻ってまた元気になるかも。
そう思っている。
申し訳ない気持ちで一度は食べさせたが、「なんでこんな酷いことするの」と訴えかけてくるような目。
本当に辛い。
2023.12.12(火)
薬入りのウェットフードはやっぱり食べてくれない。
もう一回くらいは強制給餌してみようとしたけど、昨日より強めに抵抗された。
少しは食べてくれたけど、血が出るくらい指を噛まれた…。(消毒しました)
やっぱり本人が嫌がってるのを無理やりは違うよね。
いろいろ調べたり、X(Twitter)を見てるうちに下記のサイトに行き着く。
やっぱりそうだよね。もう限界だよね。
嫌がってるところを無理やり食べさせて互いに嫌な思い出を作ってお別れはしたくない。
やっぱりこのままユッケに任せよう。
とは言うもののなかなか割り切れず、夫婦そろって大泣きしてしまった。
2023.12.13(水)
過去に買っていたシーバの箱を見てニャーニャーいうので試しにあげてみたらよく食べる。
昔やっていた「シーバを割って中のクリームをほじって薬を混ぜ込んで戻す」という手間暇かけた一品を一緒に出してみたらこれもよく食べる。
おおおー 単純に食の好みが尖ってきてただけ?
このまま食べ続けてくれて体調も戻ってくれればうれしいのだが。
しかし、ネフガード混ぜのちゅーるは相変わらずあんまり食べてくれない。
2023.12.15(金)
薬入りシーバも食べたのは結局2回だけ。
以降はもう全然何も食べなくなってしまった。
ワイルドレシピとか昔から好きだったご飯を出してみてもほとんど食べない。一粒二粒食べるだけ。
嘔吐もなく、水はちゃんと飲んでオシッコもトイレシートの上できちんと出ているのが救い。
2023.12.18(月)
もう丸3日ほど何も食べていないのに、妻や私が部屋の中を移動したらついてこようとして体を起こしたり、下半身が少しふらついているものの階段を昇り降りしている。
ネットでの事例を見てると飲み食いしなくなってから3日〜1週間程度で亡くなる猫が多いようで、いつその時が来てもおかしくない状態ではある。
妻は布を買ってきて枕を作り始めた。
棺に入れるためのものだ。
棺の準備も少しずつ進める。
120サイズのきれいな段ボールを買ってきて中に新聞紙でクッションをを作り、ユッケが昔使ってたブランケットを敷く。
三者面談時期で子供たちの方が我々夫婦より早く帰ってきてしまうので、何かあったときのことは娘でも対処できるよう準備が必要。(変な格好や表情で死後硬直してしまうこともあるので)
→ → その2へ続きます
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